何も言ってこないのが良いカウンセリング

今まで何度も心療内科で診察して頂いて感じた経験者として言えるのは、何も言わない医師の方がカウンセリングが上手いという事です。医師やカウンセラーの中には、自分の考えやアイデアをどんどん話してくる人もいます。しかし、患者としては何となく腑に落ちないのです。おそらく、そういう話を出来るまでの人間関係の構築に問題があると思います。つまり、自分の話を本気になって聞いてくれて、それをずっと考えていてくれるような相手に親近感を持ち、そこからさらに気軽なアドバイスとして受け答えしてくれるような相手を信用するという事です。カウンセリングをしていてもほとんど何も喋らない医師やカウンセラーというのも実際います。そういう人の方が患者としては自分の考えが整理出来ます。そういう意味でも、話を聞いてくれることが一番効果的と言えます。

困ったときはカウンセリングを利用しよう

今、困っていること、悩んでいることをため込んではいませんか?生きていく以上、悩みはつきものです。会社によっては連携している所で無料でカウンセリングを受けられる所もあります。家庭、会社、人間関係や学校など壁にぶつかる事も多いでしょう。カウンセリングと聞くと心の病と思われがちですが、決してそんな事はありません。些細な悩みでも人に話すことでスッキリすることもありますよね。その些細なことをため込んでしまうからこそ、心の病にかかってしまうのです。もしもカウンセリングに行くのは躊躇するというのであれば、身近な人間でもいいんです。こんなことがあった、こんな思いをしたと話して共感してもらえたり、親身になってもらえたりしたら気持ちもずっと軽くなるのではないかと思います。まずは話してみる事から始めてみてはいかかでしょうか。

カウンセリングでトラウマ克服を

カウンセリングを必要としている人は何かしら重い心の病を背負っていたり、精神的ストレスが極限にまで達している人が多いです。また通常ではあり得ないようなことに遭遇した場合なども、現実から逃避しようと自分の殻に籠り、結果としてカウンセリングを受けることになってしまいます。俗に言うトラウマというのもそれらに該当し、長い時間をかけてそのトラウマと向き合っていくことが必要となってきます。近い所では大震災やそれによって引き起こされた津波や火災といった大災害に見舞われた人達は心に大きな傷を負う場合が多く、特に近しい人を亡くした人はそれが顕著に表れる傾向にあります。そういった人達の心の傷はとても深く、簡単に癒えるものではありません。そのような深い傷を癒す為にこそカウンセリングというものは存在し、最終的に自身でトラウマを克服する方向に持って行くことで立ち直らせることが出来るのです。

2015年3月7日